斎館
優しい雰囲気の中に凛とした輝きを放つ新婦Hさん。Hさんを包み込むように頼もしさ溢れるTさん。お二人は写真撮影を特に楽しみにされていました。そこで、平成令和の大造営で蘇った「斎館」でのお仕度と撮影をおすすめいたしました。昭和11年に貞明皇太后陛下御参拝を翌年に控えて建てられた「斎館」は、この度、八十余年の歳月を経て、大掛かりな修復と増築が行われ、美しい日本建築が蘇りました。貞明の間から眺める緑豊かなお庭を背景にしたお写真はため息が出るほど素敵で、お二人も大満足でいらっしゃいました。緑が美しい境内と迎賓館にあたる「斎館」でお二人だけの撮影時間をたっぷりお楽しみいただきました。
結婚式
そして、いよいよご結婚式です。紋付袴の新郎と、美しい白無垢姿の新婦。雅楽の演奏と共に、ご親族様と一緒に拝殿へ進まれ、厳かにご結婚式を挙げられました。
披露宴
お二人がこだわってご準備を進めてこられた分、ゲストと過ごされる時間は格別に感じられたと思います。高砂や卓上の装花は、新婦Hさんのセンスと、Hさんのお母様のアドバイスで一輪挿しをさり気なくお洒落にお気に入りのアネモネ・カラー・デンファレの白にユーカリの緑、デルフィニウムのブルーを挿し色に添えて、鶏鳴殿の広間は、清々しい披露宴会場にコーディネイトされ、テーブルには新婦Hさんがデザインされたオリジナルペーパーアイテムが揃いました。そして、クライマックスはご両親への記念品贈呈。新郎新婦の赤ちゃんの頃の写真がつけられた体重米をプレゼントされました。お父様お母様が交互に体重米を抱っこしながら、とても嬉しそうにされているのが印象的でした。お二人のこだわりが随所に輝く、温かい披露宴でした。